卓話
2023年11月
卓話『ロータリー財団のしくみとプログラム』2023年11月27日
ロータリー財団委員会 今村 道子委員長
地区の財団委員会から今年度のミッションとして出された、「自クラブで財団の説明をする」を実行するために卓話の時間を、ロータリー月間である11月最終例会に頂いた。内容は
①ロータリー財団のしくみ
・ロータリー財団とは/RIとロータリー財団の違い/寄付金の種類と運用について
②ロータリー財団のプログラムの一部として、以下の2点について説明
■ポリオプラスプログラム:「地球上からポリオを根絶させることは、ロータリーが世界中の共たちと交わした井せつな約束です」のメッセージを伝え、99.9%まで根絶することに成功しているが、根絶活動を今ストップした場合、10年後には年間20万人もの子どもがポリオによるまひ障害に侵される可能性があることを伝え、引き続きの寄付の協力をお願いした。
■補助金プログラム:クラブの活動として最も関係の深い「DG(地区補助金)」と「GG(グローバル補助金)」についいて説明をした。我クラブで補助金を使用した履歴も紹介した。(履歴の書類などが残っておらず、詳細は判らないが、週報で読み取れるイベントについて紹介をした。)
過去に何度も地区の財団委員会の方のお話を聴いていたが、「伝える」ことを意識して学んでみると、いかに知識が曖昧であったかを痛感した。また、補助金を利用した履歴を確認しながら、先輩方の奉仕活動の活発さを知り、大いに刺激を受けた。
以上
卓話『私の過去、現在そして未来』2023年11月6日
米山奨学生 金 秀彬様
皆様、こんにちは。東京六本木ロータリークラブ奨学生の金秀彬(キムスビン)と申します。本日はこのような貴重な発表の機会を与えてくださった関係の皆様に厚く御礼申し上げます。本日は、「なぜ日本語を勉強したか」「なぜ日本に来たのか」といった自伝的な話をしていきたいと思います。
まず、日本語を勉強したきっかけについてです。私は大学進学に有利である外国語高校受験を準備していました。また、中学校で日本語を勉強した経験があり、日本語を専攻することを決めました。韓国の場合、日本とは違って受験がほとんどないです。日本人の友達が幼稚園から受験をしていた話を聞いた時にびっくりしました。その中で、特殊目的高校の場合受験があり、私の場合は外国語勉強をするために、外国語高校を目指していました。外国語科目が授業数の半分ぐらいを占めるほど、非常に重要でした。そこで、外国語高校に入ってから日本語勉強が順調に進められたかというと、全くそうではなかったです。入ってからすぐ授業が日本語で行われて、授業に追いつけなかったし、日本語の成績は非常に悪くて、日本語が嫌になったこともあります。そこで、人生の変曲点を作ってくれたのが、ある日本人の先生との出会いです。日本語成績アップを目指して、その先生と週に1回マンツーマンでレッスンを受けていました。その中で、日本語だけでなく、日本文化への理解を深めることができました。どんどん日本語に自信がついて、私は積極的に日本語力を活かせるイベントに参加していきました。例えば、ホームステイとか日本語通訳ボランティア、日本語演劇制作などに身を投じて、日本語にたくさん触れることができました。そこから、日本語を勉強することが楽しくなり、より様々な文化と人に触れたい気持ちも強くなって日本留学を決めました。ここまでが日本留学までの流れでした。
大学に入ってからは、特に力を入れていることは、心理学ゼミでの活動と韓国語講義の補助業務です。まず、現在音楽心理学ゼミに所属しておりますが、そこでは私たちの日常生活に溢れている音楽とその心理機能の関連性を研究しています。次に、韓国語講義の補助業務ですが、ここでは韓国語と韓国に関するサポートを行っています。私も日本語を勉強する時に助けてもらった恩があり、韓国語を学習する学生の方々に感謝の気持ちでその恩を返しています。
日本留学を通じて私は様々なものが得られました。まず様々な背景を持つ友達ができました。特に、米山奨学会での活動を通じて、様々な国からの留学生の友達を作ることができました。また、日本語で様々な体験ができ、将来の選択肢が広がりました。韓国語補助業務を始めてから、韓国語を教える仕事にも興味を持つようになりました。私の将来を、より広い視野で見ることができ、いつも留学して良かったと思っています。最後に、今後の目標についてです。まず、残りの大学生活を充実に送りたいと思っています。また、米山奨学生としての活動も充実にしたいと思います。11月11日にクロスカルチャーイベントに参加し、日本の高校生と交流しますが、今後もこのようなロータリーでの活動に積極的に参加していきたいと思います。こういった機会を作ってくださったロータリーの関係の皆様に改めて厚く御礼申し上げます。
私はまだ足りないところもたくさんありますので、色々教えていただければ幸いです。たくさん学んで、成長していきたいです。皆様、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
※以下にプレゼンのURLを記載いたします。