ポリオ撲滅広報イベント
イベントの概要
目的
国際ロータリーの創立記念日である2月23日には毎年世界中の有名建造物に「END POLIO NOW(今こそポリオ撲滅のとき)」のメッセージがライトアップされます。
このイベントは、「ポリオ根絶の近い今この時こそポリオ撲滅のための協力と理解が必要である」というメッセージを発信し、広く一般の人々の認識を向上させることを目的としています。
2012年2月20日、東京六本木ロータリー・クラブは、東京で初めて『END POLIO NOW』のメッセージを六本木ヒルズに投影しました。
概要
イベント実施日 | 2012年2月20日 |
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キャンペーン期間 | 2012年2月13日〜2月20日 |
イベント開催場所 | 東京都港区六本木 六本木ヒルズ66広場及びその周辺 |
イベントの内容 | 六本木ヒルズ森タワー及びハリウッドプラザ壁面への「END POLIO NOW」のロゴを投射(18:00-21:00) |
イベント参加者 | 一般市民を含む300名余 |
主催 | 東京六本木ロータリー・クラブ |
共催 | 国際ロータリー第2750地区山の手東グループ 東京西ロータリー・クラブ 東京城西ロータリー・クラブ 東京西南ロータリー・クラブ 東京原宿ロータリー・クラブ 東京杉並ロータリー・クラブ 東京神宮ロータリー・クラブ 東京恵比寿ロータリー・クラブ 東京広尾ロータリー・クラブ 東京渋谷ロータリー・クラブ |
後援 | 厚生労働省 東京都 港区 東京商工会議所港支部 社団法人東京都港区医師会 |
ロータリーとポリオ撲滅
◆ポリオという病気を知っていますか?
ポリオ(脊髄性小児麻痺)は、身体麻痺の後遺症をもたらし、時として命さえも奪う伝染病です。5歳以下の小児の罹患率が90%以上と高く、発症した場合の治療法はほとんどありません。1988年には世界125カ国において年間35万症例が報告されていましたが、ポリオワクチンの接種による予防が有効で、2009年には約1600症例と20年間で99%が減少しました。日本では1981年以降ポリオの発生はなく、2000年に国内でのポリオ根絶を発表しました。
現在、ポリオの常在国はインド、ナイジェリア、パキスタン、アフガニスタンの4カ国のみで、そのうちのインドでは2011年1月13日以降1年間、ポリオの新たな患者が出ていません。しかし、2011年に常在国4カ国の周辺17カ国において渡航者による飛び火が原因と考えられるポリオ症例が報告されていますので、ここでポリオ根絶に向けた取り組みを加速させなければ、子供たちの健康を護ることができません。
◆何故、2月20日に「END POLIO NOW」のロゴを投影したのか?
国際ロータリーのポリオ撲滅の活動は、1979年のフィリピンの600万人の子供へのポリオの予防接種から始まりました。1985年にロータリーの最大プロジェクトとなる「ポリオ・プラス」を開設し、以来20年以上にわたり、8億米ドル以上の寄付を集め、全世界で20億以上の子供たちにワクチンを接種してきました。
2月23日は、国際ロータリーの創立記念日です。国際ロータリーは、その創立記念日を挟む週に世界中の有名建造物に「END POLIO NOW」(今こそポリオ撲滅の時)のメッセージを投影し、「ポリオ撲滅とのロータリーの闘い」を分かち合い、改めてポリオ撲滅への気持ちを高めていこうとしています。
東京六本木ロータリー・クラブはこの趣旨に賛同し、東京で初めて、メッセージを投影しました。
事前キャンペーン
イベントへの参加を促すため、事前に下記のようなキャンペーンを行いました。
- イベントの概要と国際ロータリーのポリオ撲滅への貢献を記載したリーフレットを制作、配布
- 会場付近でのイベント開催を示したポスターなどの掲示
- クラブ会員全員が分担して、第2750地区他クラブの例会に参加し、イベントの告知及び参加を依頼
- イベント当日、クラブ会員が「国際ロータリーの2億ドルチャレンジ」のリーフレットと「END POLIO NOW」を大きく表示したカイロを六本木ヒルズ66広場で一般市民に向けて配布
- 六本木ヒルズのアストロビジョン(大型スクリーン)に「あと少し」「人類のために活動します」などのポリオ撲滅のための国際ロータリー制作の動画を放映
- イベント当日の昼及び夕方の点灯式直前に、66広場でロータリアンを含む有志がバンド演奏を行い、一般市民のイベント参加を促しました
点灯式
イベントへの参加を促すため、事前に下記のようなキャンペーンを行いました。
2012年2月20日月曜日のイベント当日、六本木ヒルズの66広場には、300人を超える人々が集まりました。
午後6時、「ポリオ撲滅まであと少し、早期根絶を目指しましょう!」という安井悦子会長、RI第2750地区片倉章雄ガバナーの挨拶の後、会場全員のカウントダウンとともに六本木ヒルズの森タワーとハリウッドプラザの2ヶ所に緑と赤のレーザー光線が、鮮やかに「END POLIO NOW」(今こそポリオ撲滅のとき)のメッセージを映し出しました。投影は、夜9時まで続けられ、六本木ヒルズを通る多くの人たちにメッセージを発信しました。

イベントの模様は、テレビニュース、新聞で報道され、WebサイトでもYAHOOニュースの他、個人のブログやTwitterなどインターネットを通じて広く広報されました。
国際ロータリーのWebサイトでも当日のニュースが掲載されています。
- ロータリー107周年を祝う
- 世界の有名建造物にライトアップ
チャリティーパーティー

2012年2月20日のポリオ撲滅広報イベントの後、19時からの夜間例会を「ポリオ撲滅チャリティーパーティー」として、一般からの参加者も含めた約260名を集めて、ハリウッドプラザ・大ホールで開催しました。
パーティー券の売上の一部(1,000円/枚)を「ポリオ・プラス」への寄付とし、合計382,000円をロータリー財団に贈呈しました。
片倉章雄ガバナー、ロータリー財団の鈴木委員長他、パーティー式典で壇上に上がられたロータリアンからは、ロータリーのポリオ撲滅への寄付はまだまだ継続していくという力強いメッセージを頂き、パーティー参加のロータリアン及び一般市民のポリオ撲滅に対する意識向上と今後の寄付推進への役割も果たしました。


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