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国際ロータリー第2750地区 東京六本木ロータリー・クラブ The Rotary Club of Tokyo Roppongi

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卓話

2020年3月

卓話『ロータリー財団のすべて』令和2年3月9日

ロータリー財団委員会 委員長 安保 満様

ロータリー財団委員会 委員長 安保 満様

ロータリー財団の存在理由は「ロータリアンの小さな行為を大きな成果に繋げること」だと考えています。世界中200を超える国と地域、120万を超えるロータリアンからの寄付が一緒になって、単独のクラブでは不可能なポリオプラスや根絶のための活動、平和フェローシップ、平和の推進、紛争の撲滅などに取り組めているのだと思います。また、最も資金を必要としているところに提供してくれることも、ロータリー財団の大きな存在理由の一つと考えています。

寄付の種類

年次基金…地区目標 1人150ドル
恒久基金…地区目標 100人以上はベネファクター(1000ドル以上の寄付)2人
100人未満はベネファクター1人
ポリオプラスへの寄付…1人30ドル

いただいた寄付はロータリー財団が一定期間運用します。

年次基金の元金は、シェアシステムにより、3年後に各地区で50%、全世界で50%使用されます。合理的なシステムとルールの基に寄付が使われています。ロータリー財団は人頭分担金を一切いただいておらず、寄付を運用し、その運用益をロータリー財団の運営費や補助金に充てています。2014年2015年に皆様からいただいた寄付を3年間運用し、全世界の運営益は約2070万ドルでした。寄付が1億2380万ドルだったので、投資収益率は17%という非常に高い数値を示しています。

恒久基金の元金は使用せず、全額基金として積み上げ投資に回し、運営益を運営費用や補助金に充てる仕組みになっています。2017年2018年の運用益は3510万ドルで、総額は13億ドルです。2025年には20億2500万ドルを目標にしています。

年次基金は3年後に地区と世界で半分ずつ使われると申し上げましたが、補助金に充てる運用益も同様に分割します。地区に分割した資金を地区財団活動資金「DDF」、世界に分割した資金を国際財団活動資金「WF」と呼びます。

2018年2019年度2750地区のDDFは47万ドルでした。3年前の寄付の50%41万2000ドルと、運用益の半分の約5万9000ドルが合算されて、47万ドルと確定しました。使用できる上限は50%というルールはありますが、地区の裁量で比較的自由に使用することができます。当該年度に使用しなければ次年度に繰り越すことができることも特徴です。地区補助金の原資、またグローバル補助金の地区負担分の原資になります。

対してWFは、国をまたがる2つ以上のロータリークラブで行う国際奉仕プロジェクトに拠出されるグローバル補助金の原資、さらにロータリー平和センターの維持費や奨学金、ポリオ根絶の活動に使用されます。

具体的に見てみると、年次基金に2万円寄付をしたロータリアンがいた場合、運用益が3年間の累積投資で10%あった場合、シェアシステムによって11000円ずつに分割されます。地区に来た11000円の半分5500円は地区補助金に使われます。さらにその役半分2500円は地区の奨学金、残り3000円はグローバル補助金を申請したクラブに補助金として拠出されます。世界にいった11000円は、半分近い4500円はグローバル補助金を申請したクラブに補助金として拠出されます。残りの6500円は平和センターとポリオ根絶のための費用として使われます。

こうして見ると、皆様方からいただいた寄付は3年間運用され、その運用益とともに全て奉仕プロジェクトで使われるということがお分かりいただけると思います。

次に、ロータリー財団本部の財政状況についてご説明いたします。収入は皆様からいただいた寄付と投資収益他です。支出は補助金と、寄付推進のための費用、ロータリー財団を運営するための一般管理運営費があります。年間約3億9000万ドルの収入に対して支出は3億2847万ドル、7000万ドルほどが純資産の増加となります。収入の内訳は、年次基金、ポリオプラス基金、恒久基金への寄付で、投資収益の収入、寄付による収入などもあります。支出はポリオプラス、グローバル補助金、地区補助金、ロータリー平和センター、プログラム運営費、寄付増進費、一般管理運営費ということになっています。プログラム補助金は、ポリオプラスからその他補助金まで、純粋に補助金として拠出される部分ですが、全体の支出の84%、補助金を運営するために必要な運営費まで含めると92%を占めます。補助金以外の経費に関しては、実質的に投資収益で賄われているということになります。皆様からいただいた寄付は、その全てが補助金というかたちで使われているということが分かります。

最後に、ロータリー財団の第三者の評価についてご説明いたします。慈善団体の格付けを行うチャリティナビゲーターで、ロータリー財団は11年連続で、何千もある慈善団体の中で1%程度しか獲得できない最高評価の星4つをいただいております。財務健全性、説明責任、透明性、総合評価全て100点満点でございます。

ロータリー財団の高潔性や財務健全性、透明性を皆様にお伝えし、モチベーションを高めることで、「自分たちの財団である」と皆様が自信を持って言える財団でありたいと思っております。

ありがとうございました。



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